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女性の薄毛の原因に「亜鉛不足」があるって本当?
亜鉛をとれば髪がキレイに生えるの?
そう思って調べていたんだと思います。
亜鉛は確かに髪のために大切な栄養素です。だけど、亜鉛の含まれる食べ物をガンガン食べたり亜鉛サプリを飲んだりしても、薄毛が解消されるとは限りません。

その理由と、亜鉛と体内からの育毛ケアとの関連性について、これから解説していきますね。
亜鉛と髪の成長の関係
人間の髪の毛は、「ケラチン」という成分が90%以上、残りは水分などです。
ケラチンを作りだすのは毛乳頭に送り込まれた体内のアミノ酸ですが、ケラチンの合成に欠かせないミネラルが亜鉛です。
「5αリダクターゼ」を抑制
亜鉛のその他の髪に関する働きは?と言えば、薄毛の原因となる酵素「5αリダクターゼ」を抑制すること。
「5αリダクターゼ」は体内の男性ホルモンと結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)という、毛母細胞の働きを抑制する男性ホルモンを生成してしまいます。
ジヒドロテストステロン(DHT)が原因の薄毛は、男性型脱毛症(AGA)と言います。女性にも男性ホルモンは存在するので、女性の場合はFAGA(女性の男性型脱毛症)です。
ただし、女性の場合はFAGAであってもジヒドロテストステロン(DHT)の数値の上昇が起こっていることはあまりないようです。
参考記事

なので、女性の場合は亜鉛不足が原因でのFAGAの心配は必要ありません。
亜鉛不足になる原因
亜鉛は人間の体の生命維持に欠かせない必須ミネラルです。
亜鉛の摂取量は、18歳~69歳の女性で最低でも1日6mg、推奨量は9mgです。(参考:「日本人の食事摂取基準2015年版」*使用期間:平成27年度から平成31年度の5年間)
また、不足気味になると体の生命維持に必要な臓器から優先して使われてしまいます。

毛髪は残念ながら優先度の低い部分です。無くても生命の危機があるわけではないので..。
亜鉛はどんなものに含まれる?
牡蠣、牛肉、豚レバー、チーズ、ナッツ、卵黄、海苔など。
過剰摂取にも注意!副作用があります
亜鉛は成人女子(18歳以上)で35mgが耐用上限量です。
亜鉛不足かな?と思って亜鉛サプリをガンガン飲む!なんてことは危険です。中毒や副作用があります。
亜鉛は銅の吸収を阻害するので、銅不足による免疫障害、低銅血症、HDLコレステロールの低下の他、急性のものでは吐き気や腹痛、下痢などがあります。
とは言え、食品で普通に亜鉛を意識して摂取している分には問題ありません。
注意:亜鉛単体をとっても髪が生えてくるわけではない
これまで説明したように、女性の場合は特に亜鉛だけを意識して摂取してもFAGAの原因を抑制できるわけでもなく、サプリなどで摂取しすぎれば中毒や副作用の可能性もあります。
亜鉛は確かに髪の成長に取って大切な栄養素ですが、亜鉛の他にも髪に必要な栄養素がたくさんあります。
大切なのはあくまでもバランスよく栄養を取ることです。そして、なるべく亜鉛が消費されないように普段の生活に気を配り、意識して食べ物から取るようにしましょう。
忙しい女性が育毛に良い栄養を効率よく摂取するには?
亜鉛はもちろん、髪に良い栄養素であるミネラルやビタミンなどの栄養素はバランスよくとるのが大事です。また、消費されないように生活習慣や食生活に気を配ることも必要。
だけど、忙しい女性にとってはちょっと難しいのも事実。
亜鉛単体をがっつり飲むことはあまりおすすめできませんが、育毛に良い栄養をバランスよく取れる育毛サプリメントはとっても便利です。

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薄毛治療のクリニックでも採用されているものや、亜鉛はもちろんバランスよく栄養素が含まれているサプリがあります。
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