セラミドとは?|知っておきたい基礎知識!4つのセラミドの種類とそれぞれの効果

保湿効果が高いと評判の美容成分セラミド。

化粧水や美容液に欠かせない成分ですが、どんな作用、効能があり、どんな種類があるのでしょうか?

 

セラミドとは?

セラミドは人間の肌の角質層にもともと存在する成分です。

細胞間脂質という成分の働きによって皮膚の水分は保持されていますが、その細胞間脂質の約半分を占めているのがセラミドです。

角質層の細胞はまるでブロックやレンガを積んでいるように、規則正しく並んでいます。レンガやブロックはただ積み上げただけでは少し押しただけで崩れてしまいます。

ですから、ブロックとブロックの間を接着剤の役割をするセメントで埋めて強固にします。

 

同じように細胞と細胞の間も細胞間脂質という物質で埋められています。細胞間脂質がなければ、水分が逃げだし、お肌のキメを整えることができなくなります。

さらに、セラミドは紫外線、細菌やウイルス、アレルギー源などからお肌を守るバリアの役割もしています。

セラミドにはどんな種類がある?

セラミドは1950年代に発見され、1980年代にその効果が明らかにされた成分です。

研究によって、人間の皮膚の角質層には、6種類以上のセラミドがあることが判明しており、それぞれの持つ作用は微妙に異なります。

化粧品に含まれているセラミドにもさまざまな種類があり、原料によって分類することができます。

化粧品の成分表を見るとセラミドの種類によって表記の仕方が異なっていることに気が付くはずです。化粧品に含まれているセラミドは大きく分けて4種類に分類できます。

ヒト型セラミド、天然セラミド、植物性セラミド、合成セラミドの4つです。以下でそれぞれの持つ特性をあげていきます。

ヒト型セラミドの種類と特徴

ヒト型セラミドとは、人間の角質層に存在しているセラミドに近い構造を持ったセラミドの事を言います。名前から連想するようにヒト由来のセラミドではありません。

ヒト型セラミドは酵母を原料として生成されています。高い保湿力があり、皮膚にもともと存在するセラミドとほぼ同等なので低刺激という特徴があります。

さらに、皮膚と同じラメラ構造を形成しているので、肌への浸透力に優れています。

化粧品の成分表に表示されるときには「セラミド1」「セラミド2」「セラミドNP」「セラミドAP」「セラミドEOP」などというふうに記載されます。

化粧品の成分表示は多く含まれている成分から順番に記載されています。

ヒト型セラミドの含有量が多い製品を使いたいなら、成分表記の中でも上の方にセラミドが書かれている化粧品を選ぶとよいでしょう。

天然セラミドの種類と特徴

天然セラミドは、馬などの動物の脳やせき髄から抽出された成分です。動物由来なので人間の角質層のセラミドと似ていて、保湿力に優れています。

皮膚のバリア機能の働きを改善し、肌荒れや乾燥を防ぎます。お肌に浸透しやすいという特徴もあります。

さらに、継続して使い続けることで、私たちの体が持つセラミドを生産する力を強化し、角質層のセラミドを増やしていくことができます。

価格が高いというデメリットはありますが、高い効果が得られるので敏感肌やアトピーの人におすすめです。

化粧品の成分表記は「ビオセラミド」「セレブロシド」「ウマスフィンゴ脂質」

植物性セラミドの種類と特徴

米、トウモロコシ、大豆、こんにゃく芋、麦などを原料としたのが、植物由来のセラミドです。

保湿効果や美白効果があると言われています。

植物から抽出された成分なので、お肌に優しいという特徴がありますが、動物由来のセラミドと比べると保湿効果の面では劣ります。

米、麦、大豆などにアレルギーのある人は、こんにゃくセラミドなど、アレルギー反応を起こしにくいものを選ぶとよいでしょう。

「植物性セラミド」「コメヌカスフィンゴ糖物質」「グルコシルセラミド」「加水分解コンニャク根」などと記載されます。

合成セラミドの種類と特徴

セラミドに類似した分子構造の物質を化学的に合成した成分です。そのため「疑似セラミド」ともよばれます。

セラミドと同じような働きが期待できる成分ではありますが、厳密に言うとセラミドとは異なります。

石油を原料として生成されるので、大量生産できて安価なのが特徴と言えます。ですが、ヒト型セラミドや天然セラミドと比べると保湿効果や浸透力は劣ります。

価格が安いので、リーズナブルな価格のセラミド配合化粧品に使われていることが多いです。

成分表示には「N-(テトラデシロキシヒドロキシプロピル)-N-ヒドロキシデカナミド」などと書かれています。

 

【まとめ】どんなセラミド配合の化粧品を選べばいいの?

乾燥や肌のきめの粗さが気になりだしたら、セラミド配合の化粧水や美容液を使ってみましょう。

疑似セラミドや植物性のセラミドは、コストが安いという利点はありますが、ヒト型や天然と比べると保湿効果のめんでは若干劣ります。

乾燥肌などのお悩みで、より保湿効果が高いものを使いたいなら、ヒト型セラミドや天然セラミドが配合された化粧品がおすすめです。