アミノ酸はタンパク質を構成する物質、界面活性剤と言えば洗剤を連想するように、それぞれ良く耳にする言葉ですが、この二つの合体は本来はあまり馴染みがなかった言葉でした。

ところが、ここ数年のアミノ酸シャンプーブームで一般的にも知られるように。ここでは、そんなアミノ酸系の洗浄成分についてくわしく解説していきます。

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アミノ酸系界面活性剤とは

アミノ酸系界面活性剤というのは、簡単に言えば肌に優しい低刺激の洗浄成分の事です。

シャンプーはもちろん、洗剤やボディソープ、洗顔フォームなどにも必ず含まれるのが洗浄成分。

汚れを落としたり、べたつきをなくすために配合されますが、肌に優しい成分ではありません。例えばボディソープ一つとっても、あまりにも油分を落とし過ぎたのでは、肌は乾燥し荒れてしまいます。

そもそも皮膚を保護するためには皮脂膜は不可欠です。言うならば肌を守るバリアの役割をしているのが皮脂膜で、健康な人であれば自然に分泌して皮膚全体をカバーします。

刺激の強い洗浄成分は、簡単に汚れが落とせる一方で、皮膚は皮脂をたくさん失ってしまい、外からの刺激に対して無防備になってしまうのです。

正常な皮脂分泌があれば、本来ボディークリームなど必要ないほど、肌には貴重な天然の保湿液なのです。

肌に直接触れる洗浄剤は低刺激で肌の保湿力を奪わないものが理想です。

アミノ酸はタンパク質を作る素材であり、人体に低刺激であることが最大の特徴です。必要な皮脂膜を壊すことなく、適度に潤いを残して洗ってくれるので、肌の弱い方にとっても理想的な洗浄成分です。

 

アミノ酸系界面活性剤の種類

アミノ酸にはバリン、イソロイシン、ロイシンチオニンなどの必須アミノ酸と、アルギニン、グリシン、アラニンなどの非必須アミノ酸があり、全部で20種類あります。

アミノ酸の数とその組み合わせの数だけ、アミノ酸系界面活性剤の種類があります。

サルコシン系

アミノ酸系界面活性剤に最初に使われたアミノ酸は、グリシンから生成されるサルコシンです。泡立ちが良く、弱アルカリ性で洗浄力があります。

反面、肌への刺激もアミノ酸系の中では強め。

グリシンはコラーゲンや赤血球を作るアミノ酸で、スレオニンとセリンからも生成されます。摂取する事で不眠症が改善するなど健康に大きく貢献する栄養素ですが、洗浄剤に配合することで同じ効果があるわけではありません。

例えば、梅干しは食べて消化するとアルカリ食品ですが、それ自体は酸性となります。

栄養素は口から摂取する事で腸を通して全身に取り込まれますが、体の外からのアプローチでは異なる効果があるものです。

グルタミン酸系

最も多くの商品に使われている代表的なものはグルタミン酸系で、表示名はココイルグルタミン酸Naやラウロイルグルタミン酸Naなどです。

皮膚への刺激が極めて低く、アレルギー性もほとんどありません。また、目への刺激はあるものの軽微なもので、現在最も安全なアミノ酸系界面活性剤なのです。

グルタミン酸はアミノ酸系では最も低刺激ですが、そのぶん洗浄力も低くなります。

アラニン系、タウリン系、アスパラギン酸系など

洗浄力と低刺激のバランスで言えば、アラニン、タウリン、アスパラギン酸系がバランスが良いです。刺激も低く、洗いあがりがさっぱりしています。タウリン系のココイルメチルタウリンNa、アラニン系のココイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンNaなどがあります。

他にもイセチオン酸系のココイルイセチオン酸ナトリウムがあり、フケ予防にも有効です。グリシン系のココイルグリシンKも洗浄力がありながらも肌に優しい点で共通しています。

アスパラギン酸系は目に沁みにくいという特徴があるので、ベビーシャンプーにも採用されています。

 

この様に、どのアミノ酸洗浄成分なのかで、特徴も違ってきます。

アミノ酸系界面活性剤は肌と髪にどんな影響があるの?

アミノ酸系界面活性剤のシャンプーは、きしみがなく、洗いあがりもしっとりとしています。

美意識の高い人や、刺激を気にする人の間で満足度が高く、人気があります。健康な方はもちろん、低刺激なのでデリケートな肌質でも安心して使え、アトピーの人にも支持されています。

何よりも、アミノ酸系の成分は髪と頭皮に栄養を与える事ができます。保湿効果が高いので、愛用することでしっとり感をキープできます。

 

アミノ酸系界面活性剤が合う人合わない人

 

髪と頭皮が健康になることを謳っていますが、成分との相性は人それぞれです。洗浄力が強いほうが好みの場合、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

しっとり効果があるため乾燥肌の人には良くても、皮脂の分泌量が多い人には油分が残っている感があり、それを不快に感じるかもしれないですからね。

 

  • アミノ酸系が合う人⇒乾燥気味の頭皮の人。髪のパサつきが気になる人。低刺激なものが良い人。
  • アミノ酸系が合わない人⇒オイリー肌の人。しっかり洗いたい人。

 

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